54、放射線治療 半分終了2019/02/10

こんばんはー、マルです。

何だかまた久々の更新になってしまった。

さてさて、マルの25回の放射線治療、やっと半分に差し掛かってきました。

週に一度、血液検査と放射線科の診察があり、放射線専門医の先生と話すんだけど、ついに先生の本音が聞けた。

というのもだねー、そもそも検査の結果、再発リスクの点数が低く再発なんてするはずが無いと思われていたマルの局所再発はとても珍しく、珍しいだけにこの条件下の治療データがなく、マル自身が今後の乳がん後輩の為のデータになってる様な日々。

ホルモン受容体100%で術後ホルモン療法(タモキシフェンね)1年半、乳腺全摘術をしているため、残っている乳腺は(皮膚表面近くにどうしても残る)5〜10%しか無いのだが、その乳腺内での再発。この条件下での珍しい再発、部分切除でなく、乳腺全摘後のインプラント再建術のため、胸が脂肪でなくいわゆる「インプラント(シリコン)」という事。40代である事、、、

どうやら本気で珍しい条件のため、放射線治療をした際の予後の想像できないらしい。放射線科の先生に心配な事をいろいろ質問していたら

「表面に皮膚が少ししか残っていないインプラントの胸への放射線の影響がどんなものか、正直、マルさんの年齢を含めての予後のデータがないので、なんともわかりませんが、年齢で考えると60代の方よりも再生能力は高いと思うので、40代の自分の回復力を信じてください」

と、エールを送られて終わりました。

しかしね、オブラートに包まず「正直データがない」とハッキリクッキリと言った初めての医師だったかも知れない。まあいろんな心配事は、医師にいくら訊いても「100%大丈夫」の答えはないんだろうな、とずっと思っていたけどね。

今までの話を全部、自分なりに理解した上で治療を選択してきた私にとって、この正直で率直な言葉をくれた医師もまあ、、正直嫌いではないかな(笑)

がんというのは人それぞれで、その人なりの治療もそれぞれ異なってくる、と今までも自分なりに理解をして進んでは来たけれども、とりあえず本気で「データがない」っつーことで、この先は自分自身がデータと思って進んで行くしかないか!っていう覚悟が改めて出来た様な気がする。

これからの「若年性乳がん」「再発リスクがメチャ低いのに局所再発を起こした」「乳腺全摘後インプラントへの放射線照射」のデータが必要な後輩達の為に。

 

私は基本的に前向きで、人生において色んなシーンでその自分のポジティブさに助けられて来た面がある。がんの他に人生最大の後悔を踏んで来ながらもね。今回の病気に関しても、その他に関しても、自分の為だけに進めない、どうにもならない事柄が世の中にはあるんだという事も学んでる。

でも、がん以外のそういう厄介な出来事も全て「がん」と絡めて考えている。

2年前に自分が「がん」と確定した時、本当にシンドかった。でも不思議と自分は「どうして私が?」みたいな考えにはならなかったけれども、ただただ怖かったという記憶がある。

怖いという感情は多分、まだ小学生の子供が2人いたからだだろう。その子達のことを思うと、どんな治療でもやって生きていかなくちゃな、という覚悟が出来た。がんという自分の人生を「覚悟する」って多分、後にも先にも私の人生で最大の覚悟だと思う。

 

色んな友人達と話をして来た中で芽生えて来たものとすれば、、、

「がん」を覚悟できた自分に、他のクソみたいな案件の覚悟が出来ないわけないじゃん!!!(表現が低俗でごめん。でも本当にそう思ったから)

っていう結論かな(笑)そういうものが芽生えた。

 

自分周りの友人達は、同じ感性で話を聞いてくれるので、私の答えと同じ方向に感情が動く。当たり前ですね。でも、そういう意見も凄く助かる。心がラクになるしね。

一方、あらゆる感情、トラブルを生業としている友人達の意見は、私の感情もよく理解しつつ、しかし「感情抜きでの今現在の望ましい方向」を示唆してくれる。とても現実的な意見をくれるから、納得した上で自分なりの覚悟が出来る。

そんな友人の現実的な意見を聞き、ずっと答えが出ないままだった事にもついに自分なりの答えが出た。

どうやら

「がん」を覚悟できた自分に、他の案件の覚悟が出来ないわけないじゃん!!!

がこれから暫くの間の道しるべだな。

 

これからとりあえずは10年間、この覚悟を持って子供達のために再々発をするわけにはいかない。というのが今の私の目の前の課題かな。

、、ていうか、子供達のためでもあり、自分の為でもある、ですな。

ただ1つ本当に言えることは、主婦から音楽家、医療関係者にマスコミから士業まで色んなジャンルの友人たちがこの人生に居てくれて本当に有難い。その時々に「本気の友人」をして来たからかな、私が必要として連絡した時に「本気の対応」をいただける。友人といえど、私の人生に本気で向き合ってくれる。私には自分だけの判断をしなくて済むよう、「ブレーン」が居てくれると思うとマジで有難い。一生の宝物です。

みんな、ありがとう。

、、、と、ちょっと真面目な感じで終わりまーす。

 

 

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