みなさま、マルの体験談にお付き合いくださり、
ありがとうございます。
このブログは
この先、乳がんを患ってしまう楽器吹き女子の為に、と思いながらと、自分のやりたい事を実現していきたい乳がん女子の為に、と思いながらと
自分自身が書く事で、自分の身に起こる 不安や考え方を整理していこうと
思いながらと、
色んな側面から、自分の身に起きた出来事を
とにかく忘れないうちに 受診後 数日以内に 文章にして行っておりました。
なので、比較的 生々しい現場をお伝えしていけていると思っています(笑)
私もそうでしたが、ガン確定と言われる確率が高い中
色々と検査を受けて進むこの、
生検検査発表までの時間
がとにかくコワかったです。
先ずは、自分のカラダの中に
得体の知れない『悪性新生物』が
自分の体の中に共存しているという事実をうまく呑み込めない
というのがひとつ。
寝て起きたら 夢で良かった~~とか言って安心するという
残酷なゆめものがたりを夢に見たりもする。
とにかく、自分の身に起こった事実を呑み込んで
自分は多分、がんなんだ
と覚悟を決めるのに
最低1ヶ月はかかると思います。
今まで開いた事もなかった 保険証書をジックリ見て
自分の保険内容を確認したり
とにかく、乳がんブログというブログを読み漁ったり。
そして、気付くんです。
癌というものは、
ステージやその性格が1人ずつ違うんだ、って。
そうして暮らして行くうちに、だんだんと 現実的な治療方法を
想像していく事になります。
切るのも痛そうだけど、切らなければもっと悪くなるという
イヤ~なおまけ付き。
サイアク~ ドッチモ シンドーーー
ともかく!!
自分の状況を受け入れられるようになるのは
大体 1ケ月以上 かかります。
焦らず、ね。
しかし!実はマルは、5月末にある演奏会本番を抱えていて
ヒジョ~~~~に 困った時期もありました。
幸い、ギャラをもらってやる楽団の仕事や ソロラッパの仕事ではなかったものの、
総勢80人ほどの 楽団の演奏会・・・・まーしかし、ギャラはないとはいえ それでも
やっぱり1stラッパを吹いてるマルに ソロはあるし
1stラッパとしての みんなの信頼も背負ってるし
↑ コレ、プライスレス ナンデスヨネー
『悪性を強く疑う』という状態で 自分が癌であると認めるような 言動も
したくはなかったんだけど、もし生検でガンが確定してオペになった時
演奏会以前に オペの日程が入ったら 必然的に 演奏会に出られなくなる・・・
そう考えると、演奏会まで1ヶ月切ったようなタイミングで
『実は・・・出れません』
なーんて言われたら、楽団の方もやりようが無くなる。
ので、2月末の細胞診の結果の段階で 報告する事を決めた。
練習日、合奏が始まったタイミングで 団長だけを合奏室から外に電話で呼び出した。
『 団長、ちょっと相談が・・・外に来てくれますか?』
(ナンダ ナンダ?? マルデ コクル ミタイジャンカ(笑)
カクカクシカヂカで・・・と今までの経緯を話し、
もし生検で確定し、5月末以前にオペが入ったら
マルは確実に出れません と、話した。
『でも、まだ確定じゃないんだよね』と 団長はこわごわ言ったけど、
『今までの検査の先生の感じだと、悪性はほぼ確定です。もう私は 楽観視はしていません』
と、話した。
『しかし・・・もし悪性でも5mmとかの初期の初期で良かった・・・
お前、キチンと検査に行っててくれて良かった・・』
と、団長は 私の悪性の大きさに少し安心した様子でもあった。
ホント、最後はそこに行きつく。
しかし、なんせ病名がインパクト強すぎ!と思う私は、
本番が終わるまで、楽団の仲間達には絶対に病気の事を言わないよう、お願いをした。
みんな、多かれ少なかれ ショックを受けたり 心配をすると思ったから。
という事で、この2月末時点で、
団長、マエストロ、もう1人の1stラッパ、私の
4人のトップシークレットだ、と伝え、私のソロの部分はその後
オペの日程が決まるまで、コッソリと2人体制で合奏することとなった。