33、麻央さんと自分と。

 

まる、久々の更新です。皆さん、お元気ですか?

 

退院してもうすぐ2週間。やっぱ、家に帰るとやるべき事が増えて・・。

 

入院中の様な優雅さは皆無。

 

エキスパンダ―の痛みにも慣れて来た頃に・・

麻央さんの訃報。

 

泣きました。

 

自分が乳がんになる前から、麻央さんがブログ始めた時から

 

『どうして彼女が?』

 

と思いながら、ず――――っと応援してた。

 

そうするうちに自分も乳がんが発覚し、麻央さんを余計に応援していた。

 

癌細胞という敵は、

目に見えないだけにとても怖くなる時もある。

 

微小ながん細胞がどこかに運ばれて、そこでまた増殖されるかも・・なんて。

考えたって、キリがない。

 

これはきっと、がん宣告をされた本人にしか分からない、苦悩。

 

麻央さんが言ってた言葉、(麻央さんのブログより)

与えられた時間を、病気の色だけに

支配されることは、やめました。

なりたい自分になる。

人生をより色どり豊かなものにするために。

だって、人生は一度きりだから。

 

この言葉、自分が 乳がん前に読んだ時と、乳腺全摘後に読んだ時の

言葉のとらえかたが確実に違うものとなっていました。

 

すごく良く分かります。

 

今まで、自分を抑えて解放してあげてなかった部分が

すごくよく見えるようになったりして

 

・・何やってたのかな、自分。。

 

って、思うような シーンが次々と浮かび上がる。

 

自分の思い込みや、自分が作った独自の『常識の枠』

のなかに、どれだけ自分を閉じ込めていたんだ?って。

 

がん告知により、具体的に『自分の死』を意識した人だけに与えられる

感情なのかもしれない。

 

麻央さんのように、自分の家族の愛や想いで支えられている人もいる。

周りの友人らの支えで腐らず前を向ける人もいる。

黙ったままで 自分で闘って強くなる人もいる。

 

闘病は人それぞれ。

 

でも、一つだけ

多分、告知を受けて闘い始めたみんなの中にあるんじゃないかな?この感情。

『何だか、自分の魂の階級が前より 1ランク上になった』

ような気がすると。

 

闘病は、感情的なままでは絶対に出来ない。感情的に出来るレベルや次元の話じゃない。冷静になって、自分の現状と向き合って、現実から目を逸らさず、理性的に焦らず闘病するしかない。

 

癌という病気のお陰で、感情的でなく、理性的に考えられる自分になって

なんとなく、全てを客観視出来はじめる・・

 

まぁ、良くもあり、悪くもありなんだけどね。

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