トランペット吹き、とつぜん乳がんに。

放射線治療開始 2019/1/23

どもー、マルです。

ついに、放射線治療が始まりました。

先日の放射線科の診察では、これまでの乳腺科の主治医の説明とは違い、結構副作用が深刻な場合がありそうで、マル、ビビってます。

乳腺科では

「日焼けみたいな感じに色素沈着する」

「少々皮膚が硬くなるかも知れないから保湿の薬を塗って対処する」

とか、まあまあ軽めな説明だったのに対し、

放射線専門医からの説明は

中にインプラントがある状態での放射線は、元々の血流も弱い為(中が既に偽物だからね。お肉の部分が表面しか無いんだわ。しかも、中から順番にインプラント→剥いでインプラントに被せてある胸筋→皮膚だから、血流の悪くなった皮膚が硬化する事によってインプラントを押しつぶす事例があった。

 

とか、

 

表面だけでなく、胸筋にも少し当てる感じになるので、当たり方によったら放射線性肺炎になる可能性もある、

 

とか

 

例えば、皮膚が硬化してインプラントを押しつぶす形になった場合は、もうインプラント抜去の手術になるんでしょうか?って訊くと

 

そうです、との事。

 

同時再建が保険適用になってから年数も浅く、インプラントが入った状態で放射線をする患者さんはまだ少ないらしく、データがない模様。

 

例えば、この病院でインプラントの患者さんが放射線治療して、皮膚が硬化した患者さんっているんですか?

 

と訊いたら

 

「ならなかった方もいますよ」

 

との事。うわ〜、なんとも言えない返答だ〜。

 

まあでもそれらはやってみなきゃ分からない。

 

というところに辿り着いた。

 

そう、マルには「やらない」という選択肢はもうない。

やって無事か、やって問題が起きるかの2択にかけるしかないのだ。

 

結構、究極の選択、、、

 

そんな放射線治療が今日から始まった。

 

インプラントがあるのを考慮し、少しでも副作用が出にくいようにと、通常なら15回で終わる治療を25回でやるそう。

 

やはり緊張しましたね。

 

「こちらで上を脱いで、機械の上に横になってください」

 

と言われ、入った治療室。

 

そんな治療室でかかっていた音楽が、まさかの

 

「テレマンのトランペット協奏曲」

に引き続き

「ヴィヴァルディのトランペット協奏曲」

 

私も大好きで、学生時代からピッコロトランペットで練習しまくった曲だった。メチャメチャ体力と技術がいる曲。

 

この曲を聴きながら、こんな治療室で服を脱いでいる自分と一生懸命この曲を練習していた時の自分が思いっきり重なって

 

服を脱ぎながら少し泣きました。。。

 

なんというギャップなんだ、ってね。

 

ラッパを吹きまくっていた自分からは想像できない

 

対極ぐらい違う世界。

 

なんという人生だ。。。

 

、、、マスクしていて良かったわ。

 

これから平日、毎日通うこととなります。

 

とりあえず、この先ずっと硬化する事がないよう、いのるのみです。

 

後遺症は治療後1年くらいで出るとか出ないとか。

 

私の病気は全部年単位、治療は10年単位で気が遠くなります。

 

とりあえず、目の前の治療に耐えて頑張って行きます。

 

 

Follow me!

モバイルバージョンを終了